遠足部のこと

えん‐そく【遠足】
1 学校で、運動や見学を目的として、教師の引率で行う日帰りの小旅行。
2 遠い所まで出かけること。
(大辞林より)

子供のころ友人たちと出かけた遠足。
思い返せば楽しい記憶がよみがえる、誰しもが心躍らせる行事の一つです。
そんな遠足を楽しんだ頃から時が過ぎ、分別もついて年をとり、仕事や家事に追われる毎日を過ごしていく中で、皆だんだんと遠足の楽しさを忘れていったり、遠くに出かける機会を失ってゆくのです。

大人になって昔の楽しい思い出を語るとき、ついつい口をついて出てくるのが「子供の頃に戻りたい」なんて言葉。
たしかに無邪気だった子供時代は、誰にとっても楽しいもの。でも大人だって捨てたものではありません。

情報力、機動力、創造力、決断力、行動力、
子供のころにはなかったものを手に入れ、それまで行けなかったところに足を運べるようになり、できなかったことが実現できるようになっています。
その力があらぬ方向へと向かい、収拾がつかなくなることもしばしば。でも、それをもよしと受け入れられる寛容さも大人ならではのものです。

ふだんの生活からちょっとだけ離れてみましょう。
少し視点を変えるだけで、今まで見慣れていた物の新しい一面に気付く瞬間があるはずです。
そこには、子供のころに負けず劣らぬ楽しみが待っているのです。

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